数値が見えないミエル(Web担当者)、報告に追われるハカドル課長(中間管理職)、次の一手が見えないつぎて社長(若手経営者)。3人それぞれの悩みに『iSEE』が寄り添い、視覚的レポートで複雑なデータのモヤモヤを整理し、「次の一手」がスッと見えてくる。数値に振り回されず、仕事を少しスマートに進められるヒントが詰まった、全6話の課題解決型連載。第3話では、「次の一手」が見えず、改善行動に落とし込めずにいた若手経営者・つぎて社長が登場。『iSEE』でKPIを可視化し、施策の全体像を掴んでいくストーリーを描きます。
若手経営者のつぎて社長。事業を続けていると、数字はいつも山あり谷ありだ。でも、忙しい経営者ほど“何が原因なのか”を深掘りする時間が取れない。だからこそ、判断を誤ってしまう瞬間がある。
つぎて社長は、『iSEE』で“ノイズを切って必要な数字だけを残す”というやり方を覚えた。その結果、事業判断の解像度が一段階上がったという。
判断に迷う若手社長。山谷の理由が“感覚”でしか語れなかった頃
私は経営者として、常に「次の一手」を決めなければならない。
施策が増えるほど、関連する数字も増え、どの指標を軸に判断すべきか迷う時間が確実に増えていた。
小規模事業を運営していると、数字の波は日常だ。
問い合わせが突然増えたかと思えば、翌週にはピタッと止まったりする。
売上も、集客も、商談数も、たいていは「理由があるようで、よく分からない」
つぎて社長も例外ではなかった。

「数字はあるけど、何が要因か分からない」日々
施策増加に伴う指標の混乱と意思決定の遅れ
「先月の問い合わせ減ってましたが、何か要因あります?」
月初の定例で社員から投げられた質問が、ずっと胸に残っている。
正直、答えにくかった。広告の競合状況?季節要因?SNSの更新頻度?
全部、心当たりはある。でも“これが決定打”とは言い切れない。
毎週のミーティングで、担当者がそれぞれの数字を持ち寄る。でも、どうしても噛み合わない。
「広告は調子良く回ってます」
「SNSは横ばいですが順調です」
「サイトはPVは微増です」
“で、結局どれが効いてるの?” この“解像度のズレ”が、ずっと小さなストレスだった。
数字はあるのに、判断材料としては曖昧すぎる。これでは打ち手の優先順位も決められない。数字は毎日追っているはずなのに、核心に触れられないもどかしさが残る。
『iSEE』で“ノイズを消す”という体験
そんなとき、外部のマーケ担当に 「『iSEE』で意思決定の整理してみてはどうですか?」
と言われた。気になって試しにはじめたのが、このツールとの最初の出会いだった。
最初に出てきたダッシュボードは、
“ごちゃごちゃした数字”から “判断に必要な数字だけ抜いた地図” のようだった。

まず目に飛び込んできたのは “KPI中心ビュー”。
真ん中に主要指標があり、その周りに関連するサブ指標が整理されている。
「あれ…?これ、もしかして“今月見るべき関係性だけ”残ってる?」
そう思ったのが最初だった。
・広告流入の変化
・自然流入の変化
・問い合わせまでの動線
・日別の山谷
・週単位のトレンド
これらがダッシュボードにまとまっているだけなのに、頭が急に軽くなる感覚があった。
GA4のように大量に並ぶ数字ではなく、“関係性がある指標だけがつながっている”そのおかげで、一目で“何が起きているか”が掴めた。
問い合わせが落ちた日の、たった1つの気づき
ある週、問い合わせがいつもより20%ほど下がった。その理由を探るために、つぎて社長は『iSEE』を開いた。
すると、KPIのひとつである
「流入後の滞在時間」 に目立った落ち込みが出ていた。
「あれ、広告の費用は変えてないし、SNSもいつも通りだよな…?」
『iSEE』の“ページ別の主要行動”を見ると、トップページの上段にある主要バナーのクリックが大きく落ちていた。

そこでつぎて社長が思い出したのは、数日前に更新した“新着のお知らせ”。
「もしかして、トップのファーストビューを押し下げてしまった?」
実際に確認すると、お知らせが増えたことで主要バナーがやや下に押されていたことが判明。すぐにUIを戻すと、翌週には問い合わせ数がほぼ元通りに。
「この1つの気づきだけで、無駄な憶測が全部消えた…」
つぎて社長は、数字の“原因”がこんなシンプルに見えるのかと驚いた。

事業判断の“解像度”が上がるということ
『iSEE』を使ってからは、社内での会議も変わった。
「なんとなくこうだと思う」から、「この数字とこの数字の関係を見ると、こうだろう」に変わった。
迷いも余計な推測も減り、判断のスピードが上がった。小規模事業ほど、人も時間も限られている。
だからこそ“優先すべき数字”を一瞬で掴めるのは大きい。
『iSEE』はレポート作成のためのツールではなく、
“意思決定のスピードを上げてくれる相棒”になっていた。
数値の“意味づけ”に迷わなくなると、胸の奥に引っかかっていたざわつきが、すっと静かになる。
ようやく数字とまともに向き合える環境を手に入れたように感じた。
『iSEE』で助けられた3つの機能
〈自社に合ったKPIを可視化〉
目標に対する進捗率や独自のスコアリング機能が設定でき、クライアントごとにカスタマイズが可能。
〈施策別KPI俯瞰ビュー〉
複数施策を整理し、どの施策が全体にどう影響しているかを一目で理解できる。
〈直感的な「今見るべき数字」が分かる〉
データ分析に長けてなくても誰もがわかるよう設計されており、「次の一手」を判断する助けとなる。