数値が見えないミエル(Web担当者)、報告に追われるハカドル課長(中間管理職)、次の一手が見えないつぎて社長(若手経営者)。3人それぞれの悩みに『iSEE』が寄り添い、視覚的レポートで複雑なデータのモヤモヤを整理し、「次の一手」がスッと見えてくる。数値に振り回されず、仕事を少しスマートに進められるヒントが詰まった、全6話の課題解決型連載。第6話では、ハカドル課長が『iSEE』を活用することで、チームの進捗管理がスムーズに。レポート作成の効率化にとどまらず、マネジメントにも自信を持てるようになる成長編を描きます。
中間管理職として、現場のチームマネージメントと、数値報告の間で板挟みになるハカドル課長。『iSEE』に出会ってから、レポート提出前の“ムダ作業ゼロ化”を実感し始めている。『iSEE』を使い続けるうちに、数字を見る時間が“苦行”から“習慣”へ変わり、さらに“気づきの時間”へと変わっていった。最後に残ったのは、「次に打つべき手」が自然と浮かぶ感覚だった。
マネジメントの壁。チームの状況とボトルネックの把握
『iSEE』を導入して、まず変わったのは“時間の流れ”だった。KPI進捗管理で数字が自動でまとまり、毎朝のチェックが数分で終わるようになった。
でも、中間管理職の本当の悩みはその先だ。
ハカドル課長が所属するのは、 広告運用もWeb施策も請け負う支援会社のマーケチーム。
クライアントの種類も案件の規模感もバラバラで、チームのマルチタスクは常態化。
そしてハカドル課長の本当の悩みは、その “バラつき” を整理しきれないことだった。
毎週の定例会議では、各メンバーが「今週はここが好調で…」と話すものの、数字の根拠が弱く、全体に共通する判断軸が生まれない。
結果、会議後に上層部から聞かれるのは決まってこの言葉だった。
「で、結局どこが詰まっていて、どこを優先すべきなんだっけ?」
この問いに即答できない時間が、ハカドル課長に少しずつ重くのしかかっていた。

「なんとなく」の共有から抜け出せない定例の悩み
板挟みから脱するための「根拠」がほしかった
チームの状況を把握しているつもりでも、会議前の資料作成はいつも時間がかかる。Excelに数字をまとめ、スクショを貼り、施策の成否を整理して──気づけば夜。
「でも、これは課長の仕事だしな……」
そう自分に言い聞かせていた。
漂う“なんとなく報告”の空気を変えたいと思いながらも、細かな施策の差分を全員で共有するとなると膨大な作業になる。それがずっと、ハカドル課長の背中に重く乗り続けていた。
『iSEE』がもたらした“第二の視点”
ダッシュボードをひと目見るだけで、全体がつながる
『iSEE』を導入して一番最初に変わったのは、
「朝のはじまり方」だった。
『iSEE』のダッシュボードを開く → KPIの進捗をざっと把握する → 気になる施策だけ深掘りする
この流れが、自然に習慣化したのだ。

たとえば、ある週のダッシュボードには、
・問い合わせ獲得のKPIは達成率87%
・一方、主要導線のクリック率が前週から-12%
という変化が映っていた。
「この数字、どこが影響しているんだ?」とクリックすると、複数施策の中で、特定のLP改善施策が伸び悩んでいることが、ひと目で分かった。
以前なら「全案件の数字を比較して、原因を追って…」と30分はかかっていた作業だ。
“第二の視点”とはまさにこのことで、ハカドル課長の脳内に俯瞰して見ることができる“鳥の目”が突然できたような感覚だった。

KPI進捗管理で、会議の空気が変わる
共有の質が「感覚」から「根拠」へ
次の定例会議、ハカドル課長は試しに『iSEE』のKPI進捗画面をそのまま資料に貼った。
すると、メンバーの反応がガラッと変わった。
「あ、この案件が遅れてるって一目で分かりますね」
「この導線、先に改善したほうが全体に効きそうですね」
いつもは情報が散らばっていたのに、全員の目線がひとつの画面に吸い寄せられていった。“なんとなくの共有”は消え、数字をもとにした“同じ方向を見る会議”へ変わったのだ。
報告の質向上と、戦略家としての自信
部下のひと言に救われた夜
自動レポートのおかげで、資料作成は半分以下の時間に。空いた時間で、施策の流れを整理してチームに共有すると、部下からこんな言葉をもらった。
「課長、今日の説明めちゃくちゃしっくりきました!」
シンプルな一言。でも、「伝わらないのは自分のせいかもしれない」とずっと悩んでいたハカドル課長にとっては、やけに心に刺さった。
視覚的に情報を整理してくれる『iSEE』の力が、チームに“伝わる土壌”をつくってくれていたのだ。

戦略レポートで、判断が“勘”ではなく“根拠”へ
さらに、専門家の考察レポート(オプション)も導入したことで、判断に自信が持てない領域も“背中を押してくれる文章”がつく。
「戦略家としての自信がついた」と言うと少し照れくさい。でも、「全体を見渡し、最適な順番で打ち手を決める」という中間管理職としての本質的な役割を、ようやく果たせている気がした。
『iSEE』は作業を減らしただけじゃない。
チーム全体を俯瞰し、判断と説明をスムーズにする“第二の視点”をくれた。
中間管理職として、一段うまく回せている──そんな手応えをようやく感じている。
? 戦略立案を可能にした『iSEE』の機能
〈施策ごとの効果可視化〉
どの施策が先に動けば全体に影響するか、一目で理解できる。
〈KPI進捗管理機能〉
チーム全員で目標を共有し、同じ目線で次の一手を講じるきっかけとなる。
〈資料作り・会議準備の効率化〉
手作業が削減され、本質的な改善検討に時間を充てられるようになり、レポート提出前の不安が減る。